そろそろスプーンの練習を始めたい
どうやってすれば良い?いつから始めたら良い?
練習方法を知りたい
こういった疑問にお答えします。
- 1歳から始めるスプーンの練習方法!
- スプーンの握り方は3種類!
- スプーン選びのコツ
- 1歳8ヶ月娘のスプーン練習記録
1歳から始めるスプーンの練習方法!
スプーンの練習を始める前に見るべきポイント3つ
その1 食べることが好き
その2 つかみ食べをする
その3 スプーン(食具)に興味を示すか
その1 食べることが好き
そもそも、「食」に興味を示しているかは大前提のお話です。
「食べたい」という欲があるからこそ、
「自分で食べたい」という意欲につながり、
食べたいものを自分で選んで食べることができることで
食事がより楽しいものになります。
その2 つかみ食べをする
発達段階において、
8〜11ヶ月の間でつかみ食べをするようになると言われています。
つかみ食べをする時期は個人差がとても大きいです。
(娘は11ヶ月でつかみ食べをするようになりました)
その3 スプーン(食具)に興味を示すか
大人がスプーンを使っているとじーっと見つめたり、
手を伸ばして使いたそうにするかどうか。
以上の3点を踏まえて、次はスプーンの握り方についてお話しします
スプーンの握り方は3種類!
上手持ち
下手持ち
3点持ち(鉛筆持ち)
上手持ち
スプーンに対してを上から被せ、ぎゅっと握る持ち方です。
手全体を使ってスプーンを持ち、食べ物をすくい、肩と肘を使って食べ物を口まで運びます。
下手持ち
回外動作(手のひらを返す動作)が上手になると、スプーンを下から握れるようになります。
この持ち方は、手首と前腕(手首から肘まで)を使って食べ物を口まで運びます。
3点持ち(鉛筆持ち)
親指、人差し指、中指の3本の指を使ってスプーンを持ちます。
指先と手首を使い、食べ物をすくう量を調整することができるようになります。
スプーン選びのコツ
子供用の小さめのスプーンならなんでも良いのではと思っている方も多いのでは?
スプーン選びで子供の食事に対する意欲も変わってきます。
持ちにくいスプーンを使っていると、スプーンを持って食事をすることがストレスとなり、
スプーンの練習がなかなか進まないなんてことも十分考えられます。
以下の4点に気をつけて、スプーン選びをしてみてください。
- 材質
- 重さ
- 柄
- 形
材質
金属、木製、シリコン、プラスチック製など種類はさまざまです。
お子さんがスプーンを口に入れた時にイヤだと思う材質があるかもしれません。
いくつか試してみる価値はあります。
重さ
大人用のスプーンは子供には重すぎる場合があります。
持っていると疲れてしまい、スプーンを使いたい気持ちが失せてしまうことがあります。
軽すぎても重すぎても使いにくさを感じます。
お子さんが持てる重さのものを使用しましょう
柄・色
お子さんの好きなキャラクターや色のスプーンを選ぶと、
そのスプーンを使って食事をしたいという意欲につながるかもしれません。
また、自分用に用意されたスプーンではなく、大人が使用しているものと同じものを使いたがる子もいます。
お子さんがどのようなものが好みなのかを把握しておきましょう。
形
スプーンの先が大きすぎるとせっかくスプーンを口まで運べても小さな口に入れることができません。
また、スプーンの柄(持ち手)が細すぎたり、太すぎたり、長すぎたり、短すぎたり。
極端な長さや太さのものは避けましょう。
1歳8ヶ月娘のスプーン練習記録
娘が手掴み食べができるようになったのが11ヶ月の時でした。
手づかみ食べにはメリットがたくさんあるので、
無理にスプーンを練習することはしませんでした。
子供用のスプーンをテーブルの端にそっと置いておく程度。
娘の視界に入れておいたのです。
初めのうちはスプーンを手に取ることはなく、手づかみ食べに夢中でした。
しばらくすると、食卓に出されるスプーンに興味を示すようになり、
手にとって遊ぶようになりました。
その後しばらくすると、スプーンを右手で持ち(下手持ち)、左手でつかみ食べをします。
またしばらくすると、右手に持ったスプーンで食材をツンツンしてみたり、すくう動作をするようになりました。(下手持ち)
3点持ちをするようになり、スプーンで食べ物をすくおうとするがすくえず、手づかみ食べをします。
現在は、3点持ちをし、お米、豆腐、ヨーグルトはスプーンで食べることができるようになりました。
持ち方を教えたことはなく、娘は下手持ち→3点持ちに自然と以降していきました。
スプーンは初めは子供用のプラスチックのスプーンを使用していたのですが、
スプーンの先が浅いため、たくさんすくうことができずにいました。
今は、その日の気分によって娘が使いたいスプーン(木、プラスチック、金属)を選んでもらっています。
どれも、大人用に購入し、ティースプーンサイズの小さいものや、スプーンの先が大きいけど、軽いものなどです。
頑張ってスプーンの練習を習得させなければ!と思った時期もあったのですが、
娘が普段遊んでいる様子を見ていると、指先をうまく使ってものを摘んだり、回外の動きが上手にできていたり、スプーンに興味を示していたり、
作業療法士視点でいくつもスプーン操作がうまくできそうな場面があったので、
スプーンの練習を無理強いしませんでした。
それが功を辞したのか、
スプーンを使うことに対してストレスを感じることなく、
使いたい時にスプーンを使って、食事を楽しんでいるように感じます。
周りの子と比べると、うちの子も早くスプーンを使って欲しいと焦ったり、掴みたべや遊びたべですtクエの上が散々な散らかり具合になると、スプーンで上手に食べてくれた方が掃除の手間も省けるのに、、と思いますよね。
ですがそんな親の願いは見事に裏切られ、子供は子供のペースでスプーンを使うようになっていきます。
もどかしい気持ちではありますが、気長に成長を見守っていきたいですね。
今日も読んでくださり、ありがとうございました。
以上。