- そろそろ離乳食で卵を食べさせたい
- 卵アレルギーが心配
- 症状の出方と対処法はどうすれば良い?
こういった疑問にお答えします。
こんにちは!あさです!
1歳女の子ママです。
- 卵で出るアレルギーとは?
- 消化管アレルギーとは?
- アレルギー小児外来受診のキロク
- 消化管アレルギーと診断が降りるまで
- 消化管アレルギーの治療
- 食物負荷試験と結果
- アレルギー症に外来を受診してよかったこと
1.卵で出るアレルギーとは?
私は、アレルギー専門家ではないので、詳しいことはお伝えかねますので、
私がアレルギー専門小児外来を受診した際に知り得た情報のみをお伝えします。
詳しくは、ご自身で調べたり、アレルギー専門の小児外来を受診し専門家に正しい情報を聞くことをお勧めします。
「たまごアレルギー」は乳幼児で最も多く出現するアレルギーです。
一般的に「たまごアレルギー」とは鶏卵アレルギーのことを指して言うそうです。
卵白に含まれる、「オボムコイド」「オボアルブミン」という物質が原因で起こるアレルギーのこと。
蕁麻疹や呼吸器障害、意識障害、アナフィラキシーショックなど症状がさまざまです。
摂取してから30分以内に症状が出ることが多いと言われています。
2.消化管アレルギーとは?
消化管アレルギーとは、
卵黄で反応し、主症状が嘔吐であること。
症状の出方が、卵黄を摂取してから2〜3時間後に出始め、短時間の間に嘔吐を繰り返す。
蕁麻疹やアナフィラキシーは起こさない。
以上が卵黄が原因で起こる消化管アレルギーの特徴です。
3.アレルギー小児外来受診のキロク
娘が生後6ヶ月をすぎた頃から離乳食で卵をスタートしました。
週2回のペースで耳かき1さじ分からスタートしました。
卵は新鮮なものを20分しっかり固茹でしたものを使用
特に小さじ1/2までは、卵黄の中央部分(白身に接触していない部分)を使用
卵を試す日は必ず平日の午前中に行い、病院が空いている日に実施
摂取量 | 結果 |
卵黄 耳かき1 | ⭕️ |
卵黄 耳かき2 | ⭕️ |
卵黄 耳かき3 | ⭕️ |
卵黄 耳かき4 | ⭕️ |
卵黄 小さじ1/2 | ⭕️ |
卵黄 1/4個 | ⭕️ |
卵黄 1/2個 | ❌ |
卵黄 1/2個 | ❌ |
卵黄 1/2個 | ⭕️ |
卵黄 1個 | ⭕️ |
卵白 耳かき1 | ⭕️ |
卵白 耳かき2 | ⭕️ |
卵白 耳かき3 | ⭕️ |
卵白 耳かき4 | ⭕️ |
卵白 小さじ1 | ⭕️ |
卵白 小さじ2 | ⭕️ |
卵白 小さじ3 | ⭕️ |
卵白 小さじ4 | ⭕️ |
全卵 1/2 | ❌ |
卵黄のスケジュール
卵黄 耳かき1
問題なし
卵黄 耳かき2
問題なし
卵黄 耳かき3
問題なし
卵黄 耳かき4
問題なし
卵黄 小さじ1/2
問題なし
卵黄 1/4個
問題なし
卵黄 1/2個
摂取してちょうど2時間後、プレイマットでゴロゴロとひとり遊びをし、うとうとと朝寝をしようとしていたところ、大量嘔吐。その後続けて2回大量嘔吐。ミルク、離乳食全て嘔吐しました。
嘔吐した後はとてもご機嫌。発熱なし。蕁麻疹などの皮膚症状や呼吸器症状なし。
ミルクの吐き戻しはよくしていたのですが、ここまで大量に嘔吐したのは初めてだったため、かかりつけの小児科に電話。「蕁麻疹が出ていないのであれば、アレルギーではない。そういう日だった。まぐれだった。今まで通りだま後は食べさせて良い。」と言われました。不安がありましたが、医師にそのように言われたのだから、そうなのだろうと自分自身を納得させました。
卵黄 1/2個
離乳食にほとんど口をつけず 一口食べたくらい 2度目の嘔吐
1週間後にチャレンジ。この日は朝から機嫌が悪く、離乳食自体にほとんど手をつけませんでした。ミルクと卵黄を混ぜたお粥を一口食べたくらいでした。2時間経過後、またしても大量嘔吐。今度は私の膝の上で寝ていたときに嘔吐しました。
卵黄 1/2個
この日は娘の好きなかぼちゃのポタージュに卵黄1/2個を混ぜてみたところ、完食。その後体調不良、嘔吐もなし。何事もなく1日を終えることができる。
卵黄 1個
1週間後にチャレンジ。完食。嘔吐なし。体調不良なし。2回連続で卵黄を食べられたので、不安はありましたが、卵白に進むことに。
卵白のスケジュール
卵白 耳かき1
問題なし
卵白 耳かき2
問題なし
卵白 耳かき3
問題なし
卵白 耳かき4
問題なし
卵白 小さじ1
問題なし
卵白 小さじ2
問題なし
卵白 小さじ3
問題なし
卵白 小さじ4
問題なし
卵白で嘔吐することは一度もなかったため、全卵に進むことに。
全卵1/2
卵白をかなりゆっくりペースで進めていたので、卵黄はかなり久しぶりでした。(2ヶ月ぶり)
朝イチに全卵1/2個食べて、3時間後に3度目の大量嘔吐。
この時点で、自分の中で消化管アレルギーだろうと予想がついていました。
ネットでたくさん調べていました。初めて嘔吐した時から勘付いてはいたけど、今回の3度目の嘔吐で確信に変わり、アレルギー専門の小児外来を受診しました。
4.消化管アレルギーと診断が降りるまで
アレルギー専門小児外来を受診
かなり待つと噂には聞いていた人気な病院を受診しました。
受付を済ませてから診察の順番が回ってくるまでは、車で待機。
待機中に電話で専門看護師による問診
電話での問診で、受診に至った経緯を細かくお伝えしました。
問診と採血
2時間待った後、ようやく診察。
採血でわかることとして、
通常のアレルギー検査では、消化管アレルギーについては調べることができません。
わかることは、卵白で反応するオボムコイドに反応するかどうかや、その他の食物アレルギーについてを調べることができるそうです。
採血の結果は1週間後でした。
1週間後採血の結果を聞きに再受診
採血の結果からは、
鶏卵アレルギー(−)
でした。
問診の結果より、消化管アレルギーの疑いが高いという診断がおりました。
5.消化管アレルギーの治療
先生からの指導内容は、
卵黄は1歳まで食べなくて良い
卵白は小さじ4以上を少量ずつ試して行って良いとのことでした
1歳をすぎた頃、食物負荷試験を実施すると言う結果となりました。
特別な治療法はありませんでした。
6.食物負荷試験と結果
1歳をすぎた頃、食物負荷試験を行いました。
娘の場合、卵黄を1個食べられたことがあったので、
食物負荷試験は初回から卵黄1/2個からスタートしました。
20分固茹でした卵の黄身を白身と触れていない真ん中部分を半量取り、グラムを測って、お粥に混ぜて食べさせました。
食べさせてから約1時間後に受診し、約2時間病院内で待機し、症状が出るかどうかを待ちました。
この日も嘔吐等の症状は出ませんでした。
問診があり、今後は片茹で卵の全卵または、炒り卵で少しずつ卵を食べさせて行って良いと言われました。
もし症状が出てきた場合は、すぐに受診してください。
つまり、「経過観察」と言う結果になりました。
7.アレルギー小児外来を受診してよかったこと
「安心」の一言に尽きます。
初めての子育てで、日中ワンオペで育児をしていると、不安なこともたくさんありました。
特に、アレルギーに関しては心配なこと、不安なことだらけでした。
私はおそらく食物アレルギーを持っていません。
親がアレルギーを持っていなくても、子供はアレルギーを持っているかもしれないということを聞いたことがありました。
なので、慎重に進めていました。
小さい子供と暮らすことは、常に危険と隣り合わせです。
だからといって、転んだり、擦りむいたり、少しの怪我は自宅で対処できないか考えます。
「こんなことで受診して。大したことないのに」と思われたらどうしよう。と思い、いつどのタイミングで受診して良いのかわからない時もあります。
今回のアレルギー受診に関しては、いつものかかりつけ病院と、初めてのアレルギー小児外来病院を受診しました。
初めて嘔吐した日に感じた「なんかいつもと違う」と言う母の勘があったからこそ、病院を変えてでも受診してみようという結果に至りました。
母の勘は当たる
とよく言いますが、本当だと実感しました。
不安になった時はネットで調べまくって、検索魔になることも多々あります。
ですが時には自分の勘を信じて行動するのも大切だと思いました。
たくさんの患者さんが受診されるにもかかわらず、初診の時から親身に話を聞いてくださり、診察をしてくださった小児外来の先生、看護師の皆様には心から感謝しています。
元医療従事者であるため、患者様に寄り添う気持ちがいかに大切か思い出すきっかけにもなりました。
この記事を読んでくださった方の参考になりましたら幸いです。
読んでくださりありがとうございました。
以上。