性教育っていつから始めたら良いのかな?
何から教えたら良いのかな?
思春期になってから始めたら良いのかな?
こういった疑問にお答えします。
こんにちは!あさです。1歳女の子ママです。
専業主婦で自宅保育をしています。
- 性教育を始めるタイミングについて
- 性教育に早すぎることはない理由
- 【体験談】我が家の性教育はこんな感じ
- 最後に
1.性教育を始めるタイミングについて
いつがベストというわけではなく、年齢に応じて教える内容が違ってくると思います。
私の学生時代は、思春期=性教育 というイメージが強かったです。
最近は、思春期に初めて性教育を受けた世代である私たちが親となり、
性についてもっと早くから知っておけばよかったと思うママ、パパが増えてきているようです。
そのため、幼児期から性教育を始める家庭もあります。
性教育を始める時期として、大きく3つの時期に分かれているそうです。
その1 1〜2歳頃
その2 3〜5歳頃
その3 思春期(中高生)頃
上記の時期は一つの例に過ぎませんが、作業療法士目線で発達段階も踏まえながら、
それぞれの年齢層に応じてどのような性教育が良いかをまとめました。
その1 1〜2歳頃
早い子で2語文でやりとりができるようになります。
ですが、多くの子が、難しいことを理解することはできません。
そのため、完全に理解してもらうように教えるというより、
絵本やお風呂で体のパーツを教えたり、あなたのことが大好きだよと伝えることが大切です。
1〜2歳児度関わる中で、「アタッチメント(いわゆる愛着)」が形成されるようになります。
親をはじめとする身近な大人との関わりの中で、自分は愛されている、この世の中に存在しても良いのだと自分自身を愛し存在を肯定できることが大切です。
その2 3〜5歳頃
話せる言葉も理解できる言葉も増え、大人とコミュケーションをすることが楽しくなる年齢です。
それと同時に、自分の体のパーツや相手の体のパーツに興味を示したり、
トイレトレーニングを通して排泄に関しても理解をしていく必要があります。
子供が体のパーツに興味を示したり、ママが下のお子さんを妊娠中でお腹が大きかったり、お友達に兄弟がいたりすると赤ちゃんはどこから来るのかと聞いてくる場合もあるかと思います。
子供は不思議に思ったこと、興味を示したことをストレートに質問してきます。
そんなとき、大人である私たちが怯んでしまってはいけません。
「まだ幼いから」と返答内容をはぐらかしてはいけません。
子供が性に興味を示し始めたとても良いタイミングなのです。
子供が理解できる言葉や言い回しで、できるだけはぐらかさずに、淡々と伝えることが大切です。
笑ってしまったり、恥ずかしそうに話すと、子供は面白いことなんだ、恥ずかしいことなんだと見たまま受け取り間違った理解につながってしまいかねません。
その3 思春期(中高生)頃
女子は生理が始まったり、身体が女性らしくなったり。
男子は声変わりが始まったり、ヒゲなどの体毛が濃くなってくる時期です。
体の変化だけでなく、心も大きく変化していく時期です。
異性に興味を示し、好きという感情が芽生え、
手を繋ぎたい、付き合いたいなどの感情も出てくる子もいます。
母親は息子に対し、父親は娘に対し、知らないがゆえに詳しく話せなかったり、
正直なところ、話しにくいなと感じる場面も出てくるかと思います。
そのような時に、はぐらかしたり、なんとなくの知識で答えてしまうことはよくありません。
例)わからないときは一緒に調べたりして知識を深める
同性の親や親戚や友達などの近しい大人に助けを求める
敏感で多感な時期の子供が正しく性について学び、自分自身の変化を受け入れ、成長していけるよう支えていくことが大切になると思っています。
2.性教育に早すぎることはない理由
結論として、問題ありません。
先ほども申し上げたように、性教育に早いも遅いもありません。
性に興味を示す時期は遅かれ早かれ誰にでも訪れます。
子供が性に興味を示し始めた時でも良いですし、
思春期になり身体や心が変化し始めてきた時でも遅すぎることはありません。
大切なのは、その時に大人である私たち親が、正しい知識を持って親身になって性について考え教えていくこと。
ここまで読んだ方はもしかすると、
性教育が大切なのはわかったけど、やっぱり正しい知識を教えられるか不安
とっさに聞かれたときははぐらかしてしまうかもしれない
と不安に思うお気持ち、お察しします。
しかし、問題ありません。
教えなければならない、と身構えるのではなく、
わからないときはわからないと正直に伝え、子供と一緒に調べ理解を深めれば良いのです。
はぐらかしてしまったときは、もう一度伝えたら良いのです。
なので繰り返しですが、性教育に早いも遅いもありません。
3.【体験談】我が家の性教育はこんな感じ
我が家は、1歳6ヶ月ごろから性教育を始めました。
というのも、私が読んでみたい絵本があったからです。
「だいじだいじどーこだ」
という絵本をご存知でしょうか。
絵本が大好きな娘なので、一緒に読みながら体の各パーツやプライベートパーツについて知っていけたらいいなと思っています。
可愛い絵と大切な身体のパーツ、生きていること自体が素晴らしいということを教えてくれる素敵な絵本だと感じています。
4.最後に
性に関する事件やニュースが絶えない昨今。
もしかしたら、我が子が被害者にも加害者にもなりうる可能性があります。
性教育は、学校ではちゃんとしっかり教えてもらえません。
私が初めて性について学んだのは小学校高学年の時でした。
生理について学ぶときは、男子は教室から退出。
女子だけで生理について学びました。
保健の教科書はサラッと通るくらいで、敏感な年頃の男子生徒がふざけるからという理由で深く学ぶことはありませんでした。
中学高校でも同じように「性教育」は簡単なものでした。
大人になり、好きな人とお付き合いをする中で少しずつ情報を得ていきました。
学生時代にしっかり学ぶことができなかったがゆえに、
変な情報だけ鵜呑みにしてしまい、
「性教育=恥ずかしい」
という間違った解釈をしていたことに大人になってから気づきました。
自分の身体はとても大切であり、自分で守っていく必要があること。
人を愛すること、愛されること、思春期の身体の変化のこと、子供を作ること。
大人である私たちが正しい知識を持ってしっかりと伝えることで
恥ずかしいとか、怖いとか、
そういった感情を持たずに済むのではないかと考えています。
性教育を学校に丸投げするのではなく、
子供にとって一番身近にいる大人である私たち、つまり親が親身になって、愛を持って
性について子供に伝えていきたいと思っています。
自分のこと、相手のことを大切に想い、愛すること愛されることが素晴らしいことであることを
これから先、生きていく中で知っていてほしいと心から思っています。
おすすめの絵本をここで。
読んでくださり、ありがとうございました。
以上