自宅保育はかわいそうと言われる
自宅保育のメリットとデメリットは?
何歳から保育園に預けたら良いのかな?
そんな悩みや疑問を持つママへ向けて。
- 自宅保育のメリット
- 自宅保育のデメリット
- 保育園に預ける年齢は?
- 【体験談】1歳女の子の自宅保育の現状と不安なこと
子供の成長を間近でみていたいから自宅保育をしている方
待機児童中のため、預け先がなく自宅保育をしている方
自宅保育に自信がない方
そんな方々へ。
現在自宅保育をしており
作業療法士である私が自宅保育のメリットとデメリットについてお話しします。
先に結論をお話しすると、自宅保育はかわいそうではありません!
安心して、この先の記事を読んでくださいね!
1.自宅保育のメリット
【メリット】
その1 愛着形成が完成する時期に一緒にいることができる
その2 子供の成長を間近でみることができる
その3 子供のペースに合わせて関わることができる
その4 保育料がかからない
その5 感染症のリスク軽減
その6 子供と過ごす時間が長い
まずはメリットからお伝えします!
自宅保育のメリットはたくさんあるのですよ!
その1 愛着形成が完成する時期に一緒にいることができる
【愛着形成とは?】
精神科医のジョン・ボウルビィが1969年に著書「愛着行動」の中で書かれた考え方のこと。
子供が不安な時に親や身近にいる信頼できる人にくっつき安心しようとする行動のこと。
この愛着形成は、2〜3歳ごろに完成し、その後生きていく上での基盤となっていくと言われています。
子供にとって一番身近で信頼できる大人=親である私たちが、
愛着形成の完成する2〜3歳ごろに一緒にいて
子供の親に対して抱く安心や信頼を得ることができると、
その後保育園や学校など社会で生きていく際に
不安になったり困ったことがあった時は
親のところに戻れば良いという安心感があることで
自律して社会に出ていくことができると言われています。
その2 子供の成長を間近でみることができる
特に、0歳児は成長が著しいです。
一瞬一瞬を見逃さず、どんな時も側にいて成長を間近で見届けることができます。
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子供の発達の速度はそれぞれです。
保育園に通っていると、他の子どもたちと我が子を比べて、
落ち込んだり焦ったりすることもあるかもしれません。
しかし、自宅保育では比べる対象がいないため、
子供のペースで育児をすることができます。
その4 保育料がかからない
0〜2歳児は保育料がかかります。
低月齢ほど保育料が高いため、パート代のほとんどが保育料でなくなってしまうこともよく聞く話ではないでしょうか。
その5 感染症のリスク軽減
保育園は、たくさんの子どもたちが同じ空間で過ごします。
また、子供は病気や感染症にかかりやすいです。
自宅保育はそういったリスクを減らすことができます。
その6 子供と過ごす時間が長い
24時間365日一緒にいることができるので、
保育園に預けている家庭よりも圧倒的に子供と過ごせる時間は多くなります。
2.自宅保育のデメリット
【デメリット】
その1 遊びのマンネリ化
その2 自分の時間が作りにくい
その3 子育てで困った時に相談できない
その4 トイトレなどの習得を家だけで完結しないといけない
次にデメリットをお伝えします!
その1 遊びのマンネリ化
保育園に通っている子と比べると、圧倒的におうち時間が多いので、遊びがマンネリ化しがちです。
かといっておもちゃに飽きたらたくさん買い与えるわけにもいきませんし、Youtubeやテレビなどを永遠と見せておくわけにもいきませんもんね。
自宅保育の一番の悩みかもしれません。
その2 自分の時間が作りにくい
24時間365日子供と一緒にいるわけですから、自分1人だけの時間を作りにくいです。
実家に預ければ良いのでは?と思われがちですが、今は核家族が増えてきています。
簡単に実家や義実家を頼ることができない人も多いはずです。
また、子供がお昼寝の時間は1人時間なのでは?とも思われがちですが、
そんなことないのです。
寝てくれたは良いものの、いつ起きるかわからないのです。
掃除や晩御飯の支度をしたりしたいのですが、
せっかく寝てくれたのに少しの物音で起きてしまったらどうしようとハラハラして過ごしているのです。
私は、娘のお昼寝中はトイレにすら行けない時もあります。
その3 子育てで困った時に相談できない
保育園に通っていると、園の先生やママ友など社会的繋がりができやすいです。
困ったことは保育のプロに聞くことができるし、
愚痴をこぼしたい時はママ友とおしゃべりもできるかもしれません。
しかし、自宅保育をしているとそのような繋がりがないため、
情報共有や相談をすることが難しいです。
その4 トイトレなどの習得を家だけで完結しないといけない
トイトレに限らずですが、
ストロー飲みやコップ飲み、歯磨き指導など、
保育園に通っていたらお友達や先生の存在や支援がることにより、できるようになるきっかけになりえます。
しかし、自宅保育の場合は自宅で全てできるようにしないといけないので、
負担に感じたりハードルが高く感じることもあります。
3.保育園に預ける年齢は?
結論として決まりはありません。
なぜなら、0歳から預けている家庭もたくさんいるからです。
私も1歳の娘を自宅保育していますが、現在保活中です。保育園が決まり次第、預けて復職する予定です。
ここまで読んだ方はもしかすると、
「でも3歳まで見てあげた方が子供のためになる」
「早くから預けて可哀想とか言われそう」
親や親戚、ご近所さんから言われた経験があるかもしれません。
しかし問題ありません。
確かに、3歳児神話といって「3歳までは母親は育児に専念するべき」という考え方がありますが、
3歳まで自宅で母親と過ごした子と、早くから保育園に通っていた子で発達に差はみられていないといわれています。
なので繰り返しですが、保育園に預ける年齢に決まりはありません。
4.【体験談】1歳女の子の自宅保育の現状
最近は特に毎日とても暑いので外で遊べる時間も限られます。
なのでお部屋で過ごしています。
私の場合は、なにをして遊ぶという決まりは目標は設けておらず、
娘が興味のあるおもちゃや絵本は時々買い足すくらいで、
割とおもちゃは少ない方だと思います。
今はものを入れたり並べることが好きなので、
ボールや絵本やカップなどを気が済むまで運んで並べて入れてを繰り返しています。
飽きたら絵本を持ってくるので絵本を読んだり、
Youtubeを見たりしています。
夕方陽が落ちて来た時間帯は外に出て散歩をしたりします。
それ以外には食事、お昼寝の時間がありますので、
意外と1日はあっという間に過ぎていきます。
ひとり遊びを少しでもしてくれたら家事が捗るのですが、
毎日そういうわけにはいきません。
私のそばから片時も離れない時もありますので、
そういった日は家事はなにも手付かず1日を終えてしまう時もありました。
自宅保育をしていると、いろいろなご意見をいただきます。
「3歳まで見てあげないとね」
「3歳になるまでには2人目ができるかもね」
「いつ仕事は始めるの?」
「自宅でずっと子供といるんでしょ?すごいね」
何気なく発した言葉なのは理解しているのですが、
自宅保育をしている理由はみんなそれぞれ理由があります。
保育園に預けたい人が預けられ、親は働くことができ、
自宅で子供と過ごしたい人が自宅保育をしやすい世の中になっていってほしいと
願っています。
本日も、読んでくださりありがとうございました。
以上